Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

ICECREAM GIRLについて綴る

迫る9月13日、声優・アーティスト 内田彩さんの通算5枚目となるニューアルバム【ICECREAM GIRL】が発売となります。
収録内容ですが、リード曲含めて7曲/12曲が公開されています。

まだ発売もされていないアルバムに対して感想みたいなものを書くのもどうかな…と思ったのですが、後の自分のために書きたくなったので書きます。

というのも,曲に対する感想って割とその時限りのものが多いんですよね。
自分に気持ちの変化があった時、曲のストーリーのようなものに触れたとき、ライブで実際に聴いたとき…
その時々で変わってしまうものです。
いま試聴というあまり前情報がない段階で【ICECREAM GIRL】に対して自分が感じたことを残しておこうかな。
と思い立ったのがきっかけです。

稚拙な文章ですが、少しでも目を通していただけたら嬉しいです。

ICECREAM GIRL

1stアルバム【アップルミント】・2ndアルバム【Blooming!】・コンセプトアルバム【Sweet Tears】【Bitter Kiss】の4枚を経て、声優・アーティスト内田彩としての5枚目のアルバム(3枚目のフルアルバム)となります。

去る6月25日の【Early Summer Party】において発表された際に「これまでの私とこれからの私を感じられるような1枚になる」というようなことを内田さん自身が仰っていたことがとても印象に残っています。

アルバムタイトルが耳に入ってきて真っ先に思ったことは、【ICECREAM GIRL】は今までのアルバムの中でも、特に内田彩という人間を最大限にフィーチャーして製作されているに違いない。
といったことでしょうか。

【ICECREAM GIRL】には内田彩さんのアルバムの中で初めて、'GIRL'という人を指す言葉がタイトルを飾っています。
今までのアルバムタイトルを飾った言葉はいずれも人を直接指さない、けれども内田彩さんの持つ何かを表現するような抽象的なものだったと思います。

今までの4枚のアルバムが、声優・アーティスト内田彩のスタート地点…そこから彼女の持つ色々な可能性・ポテンシャルを探る、挑戦する、発信するような位置付けにあったとすれば…
今回の【ICECREAM GIRL】はその延長線上にあって、今まで…そしてこれからの声優・アーティスト内田彩をドストレートに表現するようなアルバムになるのではないかな…?
内田彩という等身大の女の子を指しての言葉なのかな…?
などなど、色々と想像や考えを巡らせてしまいました。

そしてその考えは、すでに公開されている楽曲を聴いていけばいくほどさらに強くなりました。

Yellow Sweet


Yellow Sweet / 内田彩

【ICECREAM GIRL】のリード曲として一番はじめに発表された楽曲。
聴いた瞬間に「はぁ,内田彩さんの曲だ…」となってしまうような一曲です。
作詞・作曲はもはや内田さんのアーティスト活動の中ではお馴染みとなったhisakuniさんです。

曲調・歌詞ともにキャッチーで、内田さんのもつかわいさを存分に伝えてくれる一曲ですよね。
リード曲なのにアルバムでの収録順は2番目となっているなど、何か仕掛けみたいなものも期待してしまいます。
また、Yellow Sweet Rainで天気雨という意味になるのですが、MVの中で雨がキャンディやマカロンといったお菓子で表現されているのもとてもかわいらしいです。
メイキングにはナミッキーさんこと双木昭夫さんも携わっていることは想像に難くないですね。

What you want!


What you want! / 内田彩

【Yellow Sweet】に続き公開されたこちらの楽曲。

歌詞に「ありのままの自分を」「好きなまま進もうよ」といった一節があるように,そのままの自分で、いつも自分を飾らない内田さんが見えるような歌詞ですね。
また、タイトルを直訳すれば「あなたが欲しいもの」というような意味になります。
タイトルに対して、「ありのままの自分を」と歌の中で返す。
この作りがとても格好いいなと思います。

そしてこの曲は、内田さんの楽曲の中での新たな試みとしてラップに挑戦しています。
このラップがとてもかわいいですよね。

Say Goodbye,Say Hello


Say Goodbye,Say Hello / 内田彩

【What you want!】に続き公開されたのがこの曲です。
アーティスト内田彩の持つ'不安'を'希望'や'前へ進む力'へと昇華した,彼女の強さを象徴しているような曲。
作詞は'Merry Go'、'スニーカーフューチャーガール'を手掛けた坂井竜二さん。

内田さんのアーティスト活動に関するイベントに行くと「最初はアーティスト活動をするのが不安だった」というようなお話を聞くことが度々あります。
「声優としての仕事に影響が出ないか」「キャラクターを介さないで私の声を届ける仕事に対してどう向き合えばいいかがわからない」等様々な不安があったことをよくお話されていた記憶があります。
ライブやイベントだと,あのふんわりへらへらした柔らくかわいらしい感じでお話されるので,こちらも笑いながらお話を聞くことができるのですが…
当時は,私たちが耳にしたこと以外の不安も当然あったでしょうし,何かを新しく始める(始めないとならない)ことに対する不安が大きいのは想像に難くありません。
ですが,今の内田さんをみていると本当に楽しそうにアーティスト活動をされていますよね。
不安や困難を乗り切って、ステージ上でとても楽しそうに歌っている内田さんからは,いつも元気や勇気をもらえます。
'Merry Go'でも【いろいろなことが巡りめぐって幸せを形づくる】というように歌っていますよね。
こういった姿勢も内田さんがとても魅力的に見える事の一因かな、と思います。

また公開中の新曲6曲の中では,アップテンポでバンド演奏が映えそうな疾走感のあるメロディも特徴的ですよね。
ご本人もよくアーティスト活動について「誰かとめてよ~」なんて口にしますが,内田さんのアーティスト活動の勢いを表しているようにも感じてしまいます。

Close to you


Close to You / 内田彩

作詞・作曲は'ハルカカナタ'、'笑わないで’を手掛けた金子麻友美さん。

この曲は8/12に行われた,【コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE】で初披露されました。
内田さん自身が「アーティスト活動を始めた時では絶対できなかったこと,今の私だからこそできることもたくさんある.今日,みんなに披露するなら…って考えたら,この曲しかないなって思いました。」
とMCで語ってくれたのがとても印象に残っています。(もし違ってたらごめんなさい…)
「増えていく当たり前を流さずに大事に抱きしめた」「誰よりも笑顔にしたい」
といった一節に,内田彩という一人間としての在り方…と言ったら大袈裟かもしれませんが,アーティスト活動を続けていく上での姿勢のようなものを感じずにはいられません。
間違いなく,今までの歩みがあったからこそ生まれた曲であり,今の内田さんが歌うに相応しい曲だと思います。

Blue Flower


Blue Flower / 内田彩

作詞は中村彼方さん、作曲は坂部剛さん。
'ONE WAY'、'Daydream'の作詞作曲コンビです。

'ピンク・マゼンダ'や'Daydream'のように,とにかく曲の世界観に引き込まれる一曲でした。
内田さんが物語の主人公になったような感覚、とでも言うのでしょうか…なんとなくですが,曲中の物語・いるであろう主人公の想いが伝わってくるんですよね。
新曲の中では、内田さんの声の透明感が特に際立っていて、聴いてて非常に気持ちがいいですね。
気を抜いていると、曲の世界に取り込まれてしまいそうなほどです。
とても素敵な曲だと思います。

カレイドスコープロンド


カレイドスコープロンド / 内田彩

これまでの内田さんの曲にはなかった,新しいタイプの曲ですよね。
作詞・作曲・編曲はまたまたhisakuniさん。

私は初視聴時,とてもセクシーな表情で歌う内田さんを想像してしまいました。
'ONE WAY'や'キックとパンチどっちがいい?'のように、歌なのに表情がみえる歌い方をされるのも声優・アーティストとして活躍してる内田さんならではですよね。
カレイドスコープ(万華鏡)という言葉も,内田さんにぴったりな言葉な気がします。

ロンド、ということで曲の転調もあるのでしょうか。
hisakuniさん自身が「内田さんの歌い方も変わっていく」と仰っているので,Fullで聴くのが非常に楽しみな一曲ですね。

SUMILE SMILE


SUMILE SMILE / 内田彩

1stシングルであるこの曲も,アルバムに収録されます。
内田さんの声優・アーティストとしてのこれまでの歩み、これからの歩みが存分に乗っかっているSUMILE SMILE。
ICECREAM GIRLでは後半に組み込まれていますが、この曲がアルバム内でどんな意味を持つのか…どんな新たな一面を見せてくれるのか。
1stシングルとして発売した時以上に楽しみですね。


拙い文章でここまでつらつらと書いてきてしまいましたが、ICECREAM GIRLに収録される楽曲はどれも自分が自分をアップデートし続けてきた、今ある内田彩さんを示しているような気がします。
どの曲からも今までの内田さんの歩みが感じられましたし,カレイドスコープロンドに至ってはまったく新しいアーティスト・内田彩の姿を垣間見ることができたように思います。


これまで様々な色を持った曲を、素敵な歌声と声優として培ってきた表現力で歌い、唯一無二の自分の歌にしてきた声優・アーティストの内田彩さん。

そんな彼女の新しい一面がたくさん見ることができるであろうニューアルバム【ICECREAM GIRL】
内田彩さんの一ファンとして,非常に楽しみです。



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