Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

AYA UCHIDA LIVE 2017 ICECREAM GIRLについて綴る

2017年10月14日、15日に開催された内田彩さんのライブ【AYA UCHIDA LIVE 2017 ICECREAM GIRL】に参加してきました。

【ICECREAM GIRL】の感想と同じく、私感・雑感たっぷりで綴っていきます。
1日目と2日目の感想は特に分けておりません。

kikury.hatenablog.com
過去に書いたブログです。
【ICECREAM GIRL】について、試聴時にこんな印象を持ちました、という趣旨のエントリーです。
ここからの引用も(多分)あります。

さて、今回のライブの感想をまず一言で述べるならば「武道館ライブ以上に内田彩さんの歩みを感じられるライブだった」というところでしょうか。
それくらい、内田彩さんのこれまでとこれからがものすごく詰まった、素敵なライブでした。

「武道館ライブ」で持ち歌全部を披露して、6月に行われた「Early Summer Party」では楽曲アレンジで曲の魅力を新たに引き出し、今回のライブではダンサーを追加といった具合に、常にアップデートし続ける内田彩さんのソロ活動…もはやとどまるところを知らないな…といったところです。

今回はステージの作りも非常によかったですよね。
縦長の会場で、メインステージから花道が一本ドーンと伸びていたのはこれまでの内田さんの「歩み」を象徴しているようでしたし、何よりも会場全部に「いまの内田彩」を届けようとしているのが感じられました。
ステージのセットもかわいらしい街並みを模したものになっており、【Holiday】にみられるような等身大の今の内田さんをより感じられるスパイスとなっていたように思います。


まずは今回のライブを振り返っていきたいと思います。

スタートは、アルバムでもトップバッターを飾った【What you want!】
アイスクリームを模した球体から飛び出してきた内田さん。
超絶かわいいらっぷで、一気にICECREAM GIRLの世界に引き込まれました。
が、1日目はどことなく緊張感を感じました。会場の空気もどことなく固かったような。
ちょっと心配でしたが、後述するアップルミントからの盛り上がりでスイッチが切り替わったように感じたので、杞憂だったのかもしれません。

ここから【Party Our Surprise!】【いざゆけ!ペガサス号】【Sweet Rain】【Holiday】と続きます。
が、2日目はここでハプニング…というかトラブルがありました。
私はスタンド席から遠目に見ていたのですが「靴が壊れた」とのことで内田さんはお色直しに一旦捌けました。(ふと聞いた話では本当に危なかった…とのことだったので大きな怪我がなくて本当によかったです…)
主役がいなくなって会場がちょっと沈んでいるときに、突然鳴り響いたドラムビート。
バンドメンバーのSHiNさんがドラムを叩き出したと思ったら、それに乗っかるように他のバンドメンバーの皆さんが次々と加わって一瞬で会場の空気を変えてくれました。
とてつもなくカッコよかったバンドサウンドのみのセッション…
内田彩さんをサポートする人たちのあたたかさに触れた瞬間でした。
ここで会場の空気を冷まさないどころかぶちあげてしまうのが本当にすごい。
やっぱりプロの相棒はプロじゃないと務まらないんだな…と思った瞬間でした。
内田さんが戻ってきたときには、その表情にどこか安心感が見えたような気もしました。

で、ここから歌い上げた【Holiday】
バンドセッションの後ということもありクラップがとても楽しく盛り上がりました。
等身大の内田彩さんが感じられる歌詞が素敵です。
Say love meのコーレスも、とても楽しかったです。

その後は【Merry Go】
ステージには内田さんとバンドメンバー以外にも8人のICECREAMダンサーさんたちがいて、1日目は度肝を抜かれました。
ボールを使った演出はまさに「裏だって表なんだ」を表現していてとてもよかったです。
それと、今回の【Merry Go】からは今までにないくらいパワーを感じました。
「悲しみの背中には喜びの翼が生えてるの」
楽しいことや辛いこと…色々なことが巡り巡って、幸せを形作っていく。
さらに2日目は上で書いたトラブルの後に内田さんの口から「どん底に落ちた女は強いよ!」という言葉が出たこともあり、歌に込められたメッセージの力がより強いものになっていました。

次は日替わり曲で1日目は【キックとパンチどっちがいい?】、2日目は【泣きべそパンダはどこいった】を披露してくれました。
どちらもライブで聴ける頻度が決して高いわけではないので、イントロが流れたときはとても嬉しかったですね。
また【キックとパンチ】をコミカルに、【泣きべそパンダ】を明るく歌い上げる内田さんをみて、改めて声優さんがアーティスト活動をすることの素晴らしさを実感しました。
同時に歌詞アレンジもふんだんに取り入れたり、かわいらしいキックとパンチ、チョップやエルボーを繰り出していて、「アーティスト内田彩」が全面に出ていたな、とも思いました。

ここで一旦MCに入ります。
セトリ的に落ち着いた雰囲気の曲を歌い上げたところで「私は盛り上がる曲もちゃんと持っているので!」という自信に満ち溢れた一言からの「Baby,Are you ready to go?」
ここで【アップルミント】が歌われたんです。
正直痺れました。
「過去最高にカッコよかったアップルミント」でした。
今までのライブでの【アップルミント】とは違う位置付けにあったと思います。
【SUMILE SMILE】や【ICECREAM GIRL】でこれまでとこれからを存分に歌ったからこそ、始まりの歌としてガツンと響いてきた。
あの瞬間にアップルミントを歌うことにしっかりと意味があったように感じました。
1stアルバムのリード曲で、内田彩という人間の歩みと成長を感じられるのが本当に素晴らしく、何よりも嬉しかったです。
【SUMILE SMILE】【ICECREAM GIRL】を経て、内田さんのアーティスト活動が一つ上のステージに上がったことを象徴するようなワンシーンでした。

次からはバンドサウンドが栄える曲のメドレーでした。
「既存曲はあまり聴けないかな…」と思っていたこともあり、メドレーには心が踊りました。
【Growing Going!→ドーナツ→Ruby eclipse→絶望アンバランス】とカッコいい曲が流れていきます。

ここまで披露したところで「みんなで盛り上がれる曲もアルバムに入れました!」と内田さん。
カッコいいギターリフから【Under Control】が始まります。
曲中の「Hey!」のコーレスが本当に楽しくて印象に残ってます。

次は【キリステロ】【Breezin'】と続きます。
【Breezin'】では、ダンサーさんたちが再びステージに上がって内田さんと一緒にパフォーマンスしてましたね。
ライブで披露されれば120%盛り上がる曲。
ステージ上でダンサーを含めて9人で楽しそうにパフォーマンスする内田さんの姿に、会場はいつもの倍以上に盛り上がっているように感じました。
この時少しだけ、ステージ上でのパフォーマンスがμ'sと重なって見えた自分がいました。
「S・U・K、次はIかな?」のIのところでモニターにアイスクリームが映ったのも、今回のライブならではの演出でとてもかわいかったです。

ここまで盛り上がりに盛り上がったところで内田さんが次に歌うのは【Close to You】
この曲の歌詞の一節一節から感じたことは「内田彩という人間の在り方そのもの」。
ライブを終えた今でも、そう感じる気持ちは変わりません。

曲が終わると同時に、いったん内田さんが捌けて会場の空気が変わります。
ステージ上には紅い衣装に身を包んだダンサーが1人2人…と徐々に増えていって8人に、バックミュージックにはある曲を思わせる音が。
そこで転調して【カレイドスコープロンド】のイントロが始まると同時に白い衣装に身を包んだ内田彩さんが現れます。
艶っぽさを乗せた声で「その手で触れた温度…」のワンフレーズから始まり、一瞬で曲の世界に惹き込まれました。
今までに見たことのない内田さんを見ることができました。

その後は【EARNEST WISH】【Frozen】【Blue Flower】と続きます。
切なる祈りから冬へ、徐々に冷たくなっていくような会場の空気…
【Blue Flower】は聴くたびに救われない…となるのですがとても大好きな曲で、今回のライブでの演出が、内田さんの歌声と相まって本当にすごくて。
最後には、生まれた光が輪の中に閉じ込められて、繰り返す世界から抜け出すことができないまま終わりを迎えました。
楽しいライブ中だったのに、曲を聴いたとき以上に「救われない…」と感じている自分がいました。

そんな私の心を救ってくれたのが、次の【ピンク・マゼンダ】
この曲は今までのライブで何度も進化してきた曲なのですが、今回は原曲そのままでした。閉じ込められた光の中でも、生きていこうとする力強さを感じずにはいられない、内田さんの歌声が素敵でした。

ここでまた内田さんがステージから捌けます。
入れ替わりでステージには次の曲を彷彿させる音楽とダンサーが、クラップとダンスで会場をあたためていきます。
あったまったところで登場するのは衣装替えをした内田彩さん。
【Yellow Sweet】が始まります。
正直こんなに終盤に持ってくるとは思っていなかったので驚きましたし、何よりもダンスナンバーになるとは。
モニターをいっぱいに使って内田彩さんのかわいさをこれでもかと見せつけられました。

その後はEDM曲のメドレーでした。
【with you→Color Station→Floating Heart→with you】と続きます。
最後のwith youに仕込まれたほんの数秒の空白…
そこに響いたのは「いつもありがとう」「これからもずっと一緒だよ」という内田彩さん自身の言葉。
ソロ活動をここまで続けて来たからこそ、伝えてくれた言葉だと思いました。
たった一言ですが、心に響きました。

EDMメドレーが終わった後、内田さんの「ラストスパート!」を伝えるMCから始まったのは【Say Goodbye,Say Hello】
ここから、一つの大きな物語が終わりに向かっていくような感覚を体が感じたのをはっきりと覚えています。
内田さんのこれまでの歩みが詰まっていて、それをそのまま歌にしたような曲。
内田さんがあの時、あの場所に立っている理由を歌にのせて示してくれているようでした。

ここから【Blooming!】【SUMILE SMILE】【Sweet Dreamer】と続き、ICECREAM GIRLの世界は【Ordinary】へと収束していきます。
ラストスパートからより明確に「声優・アーティスト」である前に「内田彩自身」としてステージに立ち歌を歌っていると、改めて感じました。

「過去最高に楽しかった!」と声を大にして言いたい今回のライブのアンコールは【Everlasting Parade】

ICECREAM GIRLの物語はここでいったん終わりを迎えますが、その先で終わることのない楽しいパレードを演る内田彩さん。
本当に、どこまでも楽しい内田彩さんのライブ。
とても幸せな時間でした。

さらに2日目はここで終わることがなく、本当の最後に流れてきたのは【Say Goodbye,Say Hello】
「明日を今日へとダウンロードしてく」
「何度でもさよならを」
歌詞の一節一節を歌い上げていく内田さんの力強い歌声が、すごく心に響きました。
「さよなら」は別れの言葉…なんとなくさみしい言葉というイメージがあったのですがそんなことはなくて。
さよならの先には新しい出会いが必ずあるんだと思えて、心が踊りました。


振り返りがおわったところで、ここからは今回のライブを通して思ったことを、素敵な楽曲の歌詞とともに綴っていこうと思います。


【Close to You】
「増えていく当たり前を流さずに大事に抱きしめた」
「誰よりも笑顔にしたい」
内田さんは
「自分に笑顔をくれる人たちには歌で笑顔を届けたい。歌で還していきたい。」
という言葉をよく口にしてくれます。

私は内田さんのこういった姿勢が本当に大好きです。

内田さんのソロ活動のステージは本当に楽しくて、もはや参加した人みんなが笑顔になるのは必然という感じなのですが。
その笑顔が内田さんに届いて、その笑顔を受け取った内田さんが歌と笑顔で応えてくれる…その歌と笑顔で私たちがまた笑顔になる。

これってとても素敵な幸せの循環だと思います。

これからもそういう関係でいたいと思える、きっといさせてくれる内田さんのことが大好きだな、と改めて思いました。


【Sweet Dreamer】
「わたしの言葉だけを信じてくれてるかな」
「同じ空の下 同じ未来描き これからもずっとそばにいてほしくて」

皆さんは、誰かを応援するときにどんなことを考えるのでしょうか?

今回、ライブの終演前後に今後の活動予定の発表が一切ありませんでした。
次はないの!?と思ってしまう方も少なくなかったとは思いますが…
私は告知が何もなかったのがすごくよかったと思っていて。

声優さんにしろ歌手にしろ、好きな人を応援するということには色々な形があると思います。
グッズを買うこと、ライブやイベントに参加すること、ブログなどでその人の素晴らしいところを発信すること…それこそ人の数だけ応援の形はあるのでしょう。
でも、その根底に通じるものは「その人を信じること」だと私は思います。

次もやるからまたきてね、じゃない。
どんな言葉よりも強い内田彩さんの想いが、パフォーマンスを通して、想いとして直接胸に響いてきて…
あの2日間、あの場所で内田さんの想いが乗っかったパフォーマンスを受けた私としては、内田さんを信じて応援し続けるしかないというか…
そう思わせられる力に溢れた時間でした。
また、内田さんも観客でありファンである私たちのことをしっかり信じくれているように、私には感じられました。
「信じることに、信じることでしっかり還してくれる」
そんな内田彩さんが本当に大好きです。


【Say Goodbye,Say Hello】
「歩き出すまで震えてたのに 気が付けば夢中でここまで来てた」

内田さんのアーティスト活動は、決して順風満帆に進んできたという訳ではなかったと思います。
デビュー当時の心境を窺える機会があれば「キャラクターを介さないでどう自分を表現すればよいのかわからない」というお話をよくされていますし、本当に希望よりも不安の方が大きかったのではないか…そう思ってしまうほどです。
のどを痛めて、自分が思うように歌はおろか声優としての活動もできていなかった時期もありました。
ですが、今の内田さんはステージの上で本当に楽しそうに歌っていて。
辛いことも苦しいことも「私のマテリアル」として自分が前に進む力に変えて、いまを最高に楽しんでいる内田彩さん。
そんなが彼女がステージで輝いている姿をみると、いつだって元気や勇気をもらえます。

私が内田さんのライブイベント等に足を運ぶのは、好きだから・楽しいからという気持ちはもちろんありますが、何よりも「内田さんの歌を通して元気をもらえるから」なのかもしれません。

「どこまで行くんだろう どこへ向かうんだろう」
きっと、内田さんのソロ活動の行き先は彼女自身も明確ではないんだと思います。
そういう風に思えるくらい、色んなことに挑戦してきた人だから。
でも一つ言えるのは、内田さんが向かう先にはきっと楽しくて素敵なことが待っている。
だから、いつまでも信じ続けたいし応援し続けたい。


笑顔には、笑顔と歌で還してくれる内田彩さん…
あの2日間、内田彩さんの大切にしているものが幕張メッセに溢れていました。

内田彩さんのことを好きでよかった、応援していて本当によかったと、改めて思えた素敵な2日間でした。
これからも内田彩さんのことをずっと好きでいて,ずっと応援していこうと思います。

最後に、稚拙な文章になりましたがここまで読んでくださってありがとうございました。

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