Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

映画大好きポンポさん BD発売イベントメモ

自分用メモ。

イベント出演者は監督の平尾隆之さん、演出の居村健治さん、プロデュ―サーの松尾亮一郎さん。

印象に残ったことだけ

 

・松尾さん

あんまりこの方が作品どうこうについて話すことはそこまでなかったけど、随所で平尾さん居村さんとのやり取りから、ポンポさんの制作現場めっちゃ修羅場だったんだな、ってのが伝わってきた。

アニメだって、人間が作ってるし現場ってやつがあるんだな…って思った。

言葉にリアルがこもりまくってた。

 

・居村さん

驚異の経歴の持ち主

ジブリでのアルバイトを経てから正式なジブリ社員に、宮崎駿さん、富野由悠季さんという名だたる巨匠とのお仕事を経てポンポさんへ。

これまで、ガッツリメインで演出って仕事はやらなかったっポイ

現場から現場を渡り歩いてきた人、所謂たたき上げの人なんだなあって雰囲気がすごかった。

一番面白かった話は、もののけ姫ジブリで初オンエアした時にスタッフ皆が「なんだこれは…」ってなってポカーンとした話

 

・平尾さん

「マイノリティがマジョリティに勝つ」

【ヤングガン】を観たことに起因する自身の原体験とともに、作品にかける思いを熱く語ってくれた。

今日平尾さんの口から直接聞けて良かったなと思った言葉。

「自分はカット間をあまり繋がない。例えばキャラクターが歩き出したら、次のカットは歩くシーンになってるけど、自分の場合はもう歩き出して遠くに行ってるとか。とにかく決められた尺に合わせるためには切っていかないといけない。」

「そんな自分が居村さんに演出をお願いすることで、居村さんが繋ぐカットや編集を観ることで(こうすれば気持ちが繋がっていくんだな)と非常に勉強になった」

あとは、ポンポさんの主題歌・挿入歌に神椿スタジオを起用した話もめちゃくちゃ良かった。

ポンポさんがPixivというインターネット世界から始まっていること、ジーンくん始めこの作品の登場人物全員に「これから」がある事を踏まえて、そういう人達を探していた。そんな中でレーベルや制作会社のご縁から、神椿スタジオに繋がった。

それからカンザキイオリさんの自分を削って作品を作る姿勢がジーン君と重なったとか。

そして花譜さんやCielさんの力強い歌声に言及する一幕の中で

「映像と音楽が重なった瞬間に感情のダイナミズムが生まれる」

っていう言葉が放たれたの、個人的に一番のガンギマリポイントだった。

 

あんまりアニメ作品のスタッフさんとか気にしたことなかったけど、こういう人達がポンポさんを作ったんだな…って思ったら、もっとそっちも理解するべきだなって思った。

ポンポさんを観るたびに平尾さんの顔を思い出すことになりそう…

 

今回のイベント、行けてよかったです。

映画大好きポンポさん、とても好きな作品なので。