Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

NightOwlの配信ライブ「AnotherNight」感想

NightOwlの初めての配信ライブ「AnotherNight」がとても良かったので、記録しておく。


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以下、前置き。

・新衣装お披露目

・新曲お披露目

・1000円で観れる(1000円!?ってなった)

発表の時点でだいぶ鳴物入りのテンコ盛り感がすごかった。

この時点で「配信ライブだけど、本気だし出し惜しみなんてしてないし、これはきっと最高のライブになるな」という変な確信もあった。

(まあここはお約束でまた「予想した最高を超える最高」を叩きつけられたわけだが)

 

デジタルアーカイブが残らないのはちょっと惜しいなとは思ったけど、普段観ている(いまのご時世的には観ていたか…)生のライブだって自分の心以外にアーカイブは残らないし、そこはさしたる問題じゃないと思った。

大事なのは、所謂「ライブアイドル」であるNightOwlが、いろんな壁を乗り越えて配信ライブを行って、「最高のライブ視聴体験」を与えてくれたという事実だと思う。

 

今回のライブは、メンバーが活動自粛期間中にあっても努力を怠らず過ごしてきた事が、歌やダンス、一人一人から発せられる言葉の端端からバッチバチに伝わってくる、素晴らしいステージだった。(やはり最初に感じた所感は間違っていなかった…とも思った)

配信中にはトラブルもあったが、それをモノともせずにチャンスに変えて進んでいこうとするNightOwlの3人は、以前より一際存在が大きくなっていたように感じた。

 

肝心のライブの中身は、熱いところは熱く・楽しいところは楽しくを真正面からぶつけてくる、それでいてメッセージ性もあるとてもNightOwlらしくて良いライブだった。

少し話は逸れるが、百城凛音さんは以前にライブ後のMCで「曲数が増えてきて、セットリストの組み方次第で色々な物語が作れる。それが楽しい。」と話していた。

旧衣装を身に纏ってDayBreakから始まり、見えない明日への不安や葛藤と戦いながらも前に進み、新しい自分(新衣装)になって、最後に彼女たち自身の夢に辿り着き、夢を歌って終わる…

野暮かもしれないが今回のライブも、そういった物語の上に組まれたセットリストのように個人的に感じた。

どうしようもなく、ライブ中の彼女たちの姿が、これまでの歩みとこれからの歩むであろう道に重なって見えてしまう。

そういうところも、NightOwlが持つ魅力の一つだと思う。

そして何よりも今回は、今みたいな時世の中で、NightOwlの3人が彼女たち自身の夢を、「みんなと一緒に進んでいきたい」と、声高らかに歌ってくれたことがとても嬉しかった。

新曲のDear Nightに込められた想い、ガッツリ受け取らせてもらった。

これから、自分にとってもすごく大切な歌になるだろう、みたいな予感がある。

画像

 

ちょっと演出(?)の話も。

配信中にリアルタイムでテロップを出したり、照明がやたら気合入っていたり、随所で本気が伝わってくるステージだったと思う。

配信ライブならではの演出もたくさん見られた。

ライブスタート時にバックヤード内の3人の様子がみれるなんてことは、普段では絶対に叶わないことだ。

リアルタイムの衣装早着替えについても、途中でカメラがステージからズームアウトして、ステージ端に掛けられた写真を映し、少し涙腺が緩んでいたところで、突然カメラがステージに戻って新衣装に身を包んだ3人が立っていた時は変な(おそらく歓喜の)声が出た。

Shining Rayでは観客のいないフロアに降り立って歌い、普通のライブハウスではできない魅せ方をしてくれた。

カメラに関していえば、個人を抜き取るようなカメラワークが多くて「ああ、めっちゃ楽しそうに歌うじゃん…」というように思わせてくれることが多くあってとても良かった。

これはライブハウスなどで味わえるものとは違う、配信ライブならではの醍醐味のようにも感じた。

そして、終わった後に「配信ライブが観れてよかった」という気持ちと、そこを経て「やっぱりこのグループを、このパフォーマンスを、歌を生で体で浴びたい」という気持ちが、自分の中に生まれていた。

この2つの気持ち(というか要素?)は、相反するものだと思っていた。

どうしても、配信ライブは今までの普通のライブとは違う体験から成り立つもので、今の価値観だとどうしても今までのライブ体験が勝ってしまうのでは…と私自身が思っていたからだ。(要するに「やっぱ配信じゃなくて生のライブだよな」みたいな感じ。もちろん生でライブが観れればそれに越したことはないとも思う)

だが「AnotherNight」はそんな価値観を吹っ飛ばしてくれた、最高のライブ視聴体験だった。

配信ライブでしか味わえない楽しさや醍醐味を伝えてくれた。

しかも自分の大好きなグループが。

この体験だけで、今日「AnotherNight」を見たことが、他の何物にも代えられない経験になったと思う。

自分にとって、ライブエンタメを楽しんでいく上で、新しい可能性に出会った瞬間でもあったと思う。

 

「AnotherNight」で、また最高を更新してくれたNightOwl。

今日から新衣装に身を包んで、初のCDアルバム発売を控えるなど、追いかけ・共に進む中で味わえる楽しみがとどまるところを知らないといったところだ。

衣装もアシンメトリーだったデザインがシンメトリーになって、梟が成長してくような印象を受けたし、白色が追加されたことでステージに派手さが加わってパフォーマンスが今まで以上に映えるように感じた。

これからのNightOwlをみるのが、一段と楽しみだ。

 

 

最後に

NightOwlのメンバーさん、QOOLONGさん、心斎橋VARONの皆さん、スタッフさん。

ライブハウスでお会いできれば、という気持ちが一番ではありますが、今回の配信ライブはとても良かったので、もし機会があればまた観たいと心の底から思ってます。

NightOwlのアルバム発売もめちゃくちゃ楽しみです。

最高のライブ視聴体験をありがとうございました。