Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

HOME PARADE いまの感想

3月12日、渋谷クアトロで開催されたQOOLONGさん主催のライブイベント「HOME PARADE(通称ホムパ) 東京公演」に参加してきました。

出演は言わずもがな、我儘ラキアとNightOwlです。

 

このホムパというイベント、以前は「FEST」という名称で催されていて、最近名前が変わりました。

で、名前を変えたからには何か意味があるんだろうな。

と、めんどくさいオタクが発動して色々考えたりしていたのです。

最初は「HOMEって入ってるし、あったかい感じのイベントなんだろな」と思っていたくらいだったのですが。

どうも見ていくとそれだけじゃないっぽいぞ…

となりまして。

回を重ねるごとにその印象が強くなっていきました。

ホムパをみてきた中で感じていたのは

「なんか普段のライブ以上にラキアも夜梟も課題感(のようなもの)がすごく伝わってくるな」

ってことでした。
それはメンバーのMCから感じ取ったり、パフォーマンスから感じ取ったり、ツイッターだったり特典会で話を聞けたり…あげれば理由はいろいろありました。

 

例えば一つ目。

星熊南巫さんに「アイドル」というものを意識させた点、考えさせた点

我儘ラキアは「カッコよければ正義」を地で行くグループですし、そこに対してめちゃくちゃストイックに、ガンガン攻めて攻めて進んできました。

ともすれば所謂イメージしやすい普遍的なアイドル性みたいなものについては、私はNightOwlの方が勝っているような気がします。(まあここはアイドルという存在をどう捉えるのかで、人の数だけ答えがある事でしょうし、あくまでも私の所感ですが…)

 

二つ目。

NightOwlに「しっかりしたものを届けるというよりは、今の自分たちの気持ちに素直になってライブを」とプロデュ―サーさんが伝えた点。

これなんかは分かりやすくて、前述のとおり我儘ラキアは普段から「ありったけの自分達」みたいなものをぶつけてくるライブをしてくれてますよね。

NightOwlにそれがないわけでは全然ありませんが、やっぱりこの領分に関しては、私の中では我儘ラキアに軍配が上がるところです。

 

でも、例えで挙げたこの二つで大事なことは「我儘ラキアにNightOwlになれ、NightOwlに我儘ラキアになれ」って言っているわけじゃないところですよね。

それは以前にプロデューサーである極悪だぬきさんが、NightOwlが5人体制になると発表した時に「NightOwlで我儘ラキアと違う最強を感じてもらう」と発言していた事からも明らかだと思います。

 

こんなエントリーを残そうとしてるくらいですから、当たり前ですが私は我儘ラキアもNightOwlも大好きです。

どちらも私の中で優劣がつけられないくらい、めちゃくちゃ強いグループです。

正直もう、向かう所敵なしなんじゃないかってくらいに思ってます、ぶっちゃけ。

でも、敵なしの状態だといずれ停滞してしまう。

前に進むこともできなくなってしまう。

だからこそ、同じ事務所所属で身近にいる存在の事を意識させたりする事で、それぞれのグループとしての強さをさらに広げようと、高め合おうとしてるのかな…などと思っていたりしました。

 

それが自分の中である種の確信のようなものに繋がったのは、いままさにこのエントリーを書こうと思うに至ったきっかけとなった3/12のホムパだったわけで。

きっかけはNightOwl・折原伊桜さんのMCと、我儘ラキア・MIRIさんのMCでした。

 

折原さんのMC、覚えてる範囲で記したいと思います。

「5人体制になって、それなりにライブも場数をこなしてきていて、でもこのままの状態で進むだけではメンバーのみんなも良くないなと思っていて。NightOwlは前に進む、加速するっていっても前を見てるだけじゃダメで、自分たちの周りにはすごい先輩がいて、追いつくとか追い越すじゃないけど、しっかり色々とみないといけない。だから今回は、立ち止まってもいいから、自分達にできることを、目の前のことをしっかりやっていく。って事をテーマにしてます」

おおよそこんな感じだったと思います。(違ってたらぴちゃんに申し訳が立たない…) 

このMCの後に歌われた【ALL Night LONG】は必殺技感が本当にすごくて、さながら決意表明のようでしたし、その後に続いた【Daybreak】ものホムパにおいて私が感じていた事を更に加速させてくれたように感じました。

また、折原さんの言葉からは、デビューして間もない頃、我儘ラキアとの対バンで「二番手のつもりなんてない」とぶつかりにいくような無鉄砲さが消えている事が目に見えて分かりましたし、一回りどころか二回りくらい存在が大きくなったように思えました。

 

我儘ラキアはMIRIさんのMCで

「色々何を話そうか考えたけど、我儘ラキアはいまの私達の歌を全力で届けます」と、その一言だけでした。

言葉は短いのですが、だからこそその言葉に込められた力強さがものすごく伝わってきて…

どこまで意図していたのかは当人たちのみぞ知るところではありますが、折原さんの言葉に感じられた「現状に対する悩み・もがき」のような気持ちに対して、この言葉が、我儘ラキアの答え(応え)として最高の返し言葉になっていたなと思いました。

この日のセットリストを思い返しても一番古い曲が【Leaving】でしたし、メインは新しいアルバム【WAGAMAMARAKIA】の曲で構成されていました。

いわば「今の最強の我儘ラキア」そのものなセットリストだった訳ですよね。

ここを超えていかないとNightOwlは先に行けんぞみたいな…ちと言い過ぎ感ありまくりかもしれないですけど。

いつだって、我儘ラキアの音楽は自分の近くにいてくれて背中を押してくれる。

そんな優しい我儘ラキアらしいアプローチでNightOwlの背中を押してくれてるな〜と思いました。

 

とにかく、そんな風に、今まで自分がホムパに感じてた公演の意味というか意義というか、ぼんやりしていたところを保管・完成させるためのパズルのピースがカチッとハマる瞬間が、今回のホムパ中にあったんですよね。

 

どんなに強いとファン目線で思っていても、我儘ラキアもNightOwlも、もっともっと強くなろうとする。高みを目指そうとする。

変わる事を恐れないで前に進もうとする。

そんな姿勢が最高にカッコいいなと思うし、何よりもそんな2グループを追っかける事が出来る今がすごく楽しいな。

と、改めて思ったんです。

取り敢えず今回感じた事はこんな所ですかね。

今回の事は忘れたくなかったので、残しておきたくて書いた次第でございます。

 

今までも素敵な景色をたくさん見せてくれた我儘ラキアとNightOwlが、ここからどんな道を歩んでいくのか、どんな素晴らしい景色をまた自分に見せてくれるのか、とても楽しみです。