仙台公演を皮切りに始まったNightOwlの新EP【Answer】のリリースツアー。
10月4日に、その最後となる東京公演に行ってきましたのでその感想を。
一月ちょっとに渡るNightOwl初のツアーも無事に最後を迎えました。
仙台もね、楽しかったね、仙台。
Twitterでメンバーが旅先でおもいおもいに楽しんでいる姿をみることが出来たのもとても良かったと思ってます。
残念ながら福岡のみ振替なしで中止となりましたが、それでも今のご時世の中で走りきってくれた事が素直に喜ばしかったですね、お疲れさまでした。
そして今回の公演は、メンバーである望月さくらさんがNightOwlとして最後のステージに立つものでもありました。
【Be the one】から始まったライブは、望月さんの脱退が発表された日からのことを振り返ると、それぞれが前を向いて進む決意をしたことの現れのように感じられました。
とにかく、5人で居られる残された時間を最後までやりきる・精一杯楽しむ。
そんな想いが伝わってくるようでした。
今回は【16進数の海辺】→【All Night Long】の辺りが特に印象に残っています。
これから違う道を歩むことになる人とはもう同じ時間を歩めない事を示し合わせているようで聴いていてとても胸が締め付けられる思いでしたが、それでもこれまで長い夜を一緒に過ごした時間は決してなくならないと。
まるであの場所にいた全員に、それぞれが・お互いに優しく心に語り掛けてくれているようでとてもあたたかい気持ちになれました。
望月さんがグループからいなくなってしまった事実はどうしたって変わらなくて。
それでも望月さんが居た証はNightOwlがステージに立つ限りずっと残るし、何よりもメンバー自身が望月さんと共に歩んだ時間を肯定し、大切にしていることがこれでもかってくらいに伝わってきました。
形が変わっても、きっとこれからもNightOwlはNightOwlで在り続けるんだろうな、と。
そんなことを感じずにはいられないライブのセットリストでした。
それから今回はアンコールもありましたね。
望月さんに対しては所謂ドッキリのようなものでしたが。QOOLONG・NightOwlとしての粋な計らいだなあと思いましたし、フロアにいた全員が一体感をもって仕掛け人になった様は、改めて望月さくらってアイドルはめちゃくちゃ愛されてるなあ、と思わせてくれました。
そんな中で「ここから四人を始めます。」という言葉から始まったDear,Night。
グループを脱退し別の道を歩むことになる望月さんに届けるだけではなく、4人も今日から改めて、これまでの歩みを大切に前へ進んでいく。
望月さんに届ける・送り出すための歌としてだけではなく、4人の決意が歌に乗って伝わってくるようにも感じられました。
何といっても今回のライブは「リリースツアー」の中の一幕ですし、これからどうなっていくのかおぼろげながらも、4人から届けられたものは昨年の7月にあった配信ライブ「AnotherNight」の情景と重なるものがあったように感じました。
また、終演後の特典会の最後には伝説と言っても過言ではない(過言ではない)望月さんの某タ○リ氏リスペクトのさくら締め三連発が炸裂したわけですが、あの会場にいた人全員が笑顔で会場を出られたことがとても良かったなと思っています。
最後の最後に泣くでもなく、笑って終われるのも望月さくらさんだからこそ成せることだなと、変に感心させられてしまいました。
脱退という言葉だけを聞いたり見たりするとどうしてもマイナスなイメージが浮かびがちだし、実際一般にはそうなんだろうなって思います。
だけど望月さんの、NightOwlの場合はそんなことはなくて。
望月さんがいる中で活動してきた約9か月の時間に対して、NightOwlにとっても望月さん本人にとっても意味があるんだよ・あったんだよと。
ツアー全体や今回のライブ・歌を通して、これでもかというくらい伝えてきてくれる。
そんな素敵な時間に溢れるツアーだったと思います。
先にも同じような事を書いてしまいましたが、グループとしての形が変わったとしても、これまでの時間を大切にしながら、NightOwlとして芯の通った答えを必ず届けてくれる。
そんな在り方は変わらず、これからもあの子達なりにまっすぐ進んでいくんだろうな。
そんなことを思わずにはいられない、リリースツアーの締めくくりの素敵なライブでした。
今日から4人体制のNightOwlが始まります。
これから先の4人の活躍がとても楽しみです。
最後に
さくちゃん、元気に過ごしてね。
最後まで笑顔でいさせてくれて、どうもありがとう。
キちゃんより
おわり