Kiriのダイアリー

雑感,雑想を徒然と

fix youというひとつの物語の話

 NightOwlが5人体制になってから初のワンマンライブ【fix you】の東京公演に参加しました。

今回もピクチャーチケット付き。

カッコいいですね。f:id:kikury:20210717230607j:image

とても良いライブでしたので、今回もこの場で思ったり感じたことを残すなどします。

 

以下、【fix you】の大阪公演の時に書いたエントリーです。

kikury.hatenablog.com

 

 

【fix you】の大阪公演では言葉を交えて、自分達がどういう存在で在りたいかということをこれでもかというくらいに伝えてくれました。

東京でもその姿勢は変わらず、それでいてより一層、一曲一曲に気持ちや魂を込めて想いを伝えてくれた素晴らしいライブでした。

演出面については特別豪華なものがあるわけではありませんでしたが、SEの演出やMCの時間の作り方など、NightOwlというグループとしてはもちろん、ステージに登るメンバー一人一人により焦点をあてたライブであったことは間違いなかったと思います。(この辺は大阪公演のエントリーでも書いてるので…というかNightOwlメンバー全員が良い顔をしてステージに立ってるだけでめちゃくちゃキマっていたので、演出を入れなかったのは大正解が過ぎる…とも思いました)

 

少し話はずれますが、今回の【fix you】を迎えるにあたり、自分なりにあの子達についていろいろ考えてたことを少しまとめてみようと思います。

デビューしてから、所謂コロナ渦での活動期間の方が長くなってしまったNightOwl。

長谷川嘉那さん、望月さくらさんにいたってはその中でのスタートで。

それ以前には普通に・当たり前に出来ていたことが出来ない中で自分達はどう在りたいか、どう進んでいくのか…そんな風に自分達の在り方についてずっと考えていたことは、あの子達を見てれば痛いほどに伝わってきました。

けれどそんな中にあっても、NightOwlは常に自分達と向き合い挑戦しながら進んできました。

NightOwl初の配信ライブ「AnotherNight」や、3人体制でのワンマンライブのリベンジ公演、満を持して本来あるべき姿と言われていた5人体制への進化など、思い返せばたくさんの足跡がNightOwlの軌跡としてしっかり刻まれています。

自分のなりたい姿や理想の在り方を思い描くのはきっかけこそ必要であれ誰にでも出来ることです。けれどもそれを人前で口に出して伝えたり、いざ実行しようとするのはとても困難でエネルギーが必要なことで…

それをずっと、歩みを止めずにやってきたのがNightOwlの活動だと私は思っています。

だからこそ、それをライブというNightOwlが出来る最高の形で体現して、さらにそこから新しい一歩を踏み出した5人を見た時、自分にとってこれから進んでいく先が見えない中での一つの大きな希望になってくれたように感じました。

 

今回のライブのセットリストには、上に書いたような事も含めてこれまでのNightOwlが総て詰まっていたように思えます。

NightOwlにとって始まりの曲である「Shining Ray」からスタートした本公演は、5人がいつも届けてくれる楽しさや前向きになれる気持ちだけでなく、生きていく中での苦しさや辛さ、そういった何かと戦うこと、自身と向き合うこと・それを受け止める事…枚挙すればキリがありませんが、そういった生きていく上で誰もが経験するであろうことがたくさん詰まっていました。

(これは余談ですが、そういった見方をしていたこともあり、最後に全員で力強く声を揃えてタイトルコールされた「夜想歌」を聴いた時には心が震えました。)

そして、最後この日に初披露された「Answer」…

今回、この5人がこれまでの歩みの中で何度も立ち止まっては進み、見つけた答えはもちろん、そこに辿り着くまでの総てを大切にしてこれからも進んでいく。

そんな楽しさも辛さも苦しさも奮起も進化もある、まるで一つの物語をみているような感覚でした。

そんなことを思いながら、公演タイトルである【fix you】という言葉に関しても、NightOwlから観ている人に届けられる言葉としてだけでなく、ちゃんとNightOwlの5人にとっても意味のある言葉だったのがすごく良かったな、と思いました。 

これまで届けてくれたものが全部きれいに繋がって「fix you」という形で体現された。これまでと、そしてこれから描かれるであろう未来に向かっての、一本の筋が通った素晴らしいライブでした。

 

そういったことを踏まえて私は、これまでNightOwlと過ごした時間を思い返すと、あの子達が示してくれた「どう在りたいのか」ということに対する答えのようなものは、既にあの子達の中にあったのではないか、と思いました。

「fix you」という言葉にも含まれているであろう 「ありのまま」という言葉が何よりもそれを示していると思います。

何も見えない中で、ひたすらがむしゃらに誰かに寄り添える存在であろうとしてきたNightOwl。

今回のステージでは「誰かに寄り添える存在になるように、相応しい存在になる。更に強くなる」という旨の言葉を届けてくれました。

この強くなるというのはもちろん戦うための強さであることは間違いないのですが、相手を倒すための力ではなく、自身の弱さだったり少し見たくないところだったり、そういう所を含む自分に打ち勝つ強さの事であると私は思います。

それこそがまさに、人に寄り添おうとするあの子達なりの戦い方であり、それをするための強さなのではないかなと。

こうなりたいという明確な意思はさらに強く、けれどもその在り方・根っこの部分は変わらない。

だから前で述べたように、答えは・心は最初から決まっていたんだろうなと思えました。

 

これからを迎えるにあたり、これまでの総てを大切にして進んでいく。

そんな姿勢で、会うたび会うたび、毎回毎回最高の時間を届けてくれるNightOwlの5人が改めて大好きだな、と思えた素敵な時間でした。

 

新EPの発売もきまり、8月末からは5都市を巡るツアーが始まるNightOwl。

これからの益々の活躍に胸を躍らせつつ、今回のエントリーはこれにて終了です。

 

いつも最高の時間を届けてくれて、本当にありがとう。

これからもずっとずっと、大好きです。