とある歌が好きな女の子の話。
その子は、とにかく歌を歌う事がきっと大好きで。
自分が思いっきり歌を歌える場所をずっとさがしてた。
それで、自分が歌えるようになる環境に身を置くことになった。
そう、アイドルである。
その子はある時、こんな話をしていた。
「自分が好きなように歌を歌える環境であれば、バンドだろうがアイドルだろうが、何でも良かった。」
その時は一緒に、下の言葉も届けてくれた。
「アイドルとして歌を歌っていくうちに、みんなのために歌いたいと思うようになった。」
「今の私にはたくさん叶えたい夢や目標があって、それを応援してくれる皆がいて、それがみんなの夢になったから、絶対叶えないといけない。」
そんな一人の女の子がアイドルになって3年目を迎える節目の日のちょっと前に、こんな事を言ってた。
「今日はとても広いステージで。最初はステージの端にいた人もいたり、スマホを見いじったりしてる人もいて…でもその人達にも全力で届けようとステージで歌ってたら、徐々にこっちを観てくれていくのが嬉しかった。先輩にあたる人たちのライブを見た時、自分達は真後ろでみていて。それでも自分に、自分以外の一人ひとりにもれなく語り掛けて来てくれるような感覚があってとてもすごいと思った。
ああいうライブをしたいなとずっと思ってた。」
この子がいつも届けたいと思っている
「良いライブ」
っていうのが明確にこの子の気持ちの中で「こうしたい」っていう形を伴っていて。
それはすごくあたたかくて。
受け取る事が出来たときは幸せになれて。
だからこそここから先の時間や景色を、自分に出来る限り、ずっと見ていきたいって思った。
そんな子は、そんな子達は今日めでたく2周年を迎えてこれから先に進んでいく。
自分もステージに立たない人間ながらも、同じ時間を生きる人間として、改めて一緒に進んでいきたいなと思った。
そんなひとりごと。
全部聞いた話です。